理学療法士・作業療法を辞めて他職種へ転職!【転職成功10事例】

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理学療法士・作業療法士の仕事が合わずに「別の業界に転職したい」と考えている人は多いのではないでしょうか?

「仕事が合わない」「やりがいを感じない」

「年収が安い」「休みが少ない、残業が多い」

などを感じて転職した人を私も数人知ってます。

ですが、果たして理学療法士を辞めて他の業界で働くことはできるのでしょうか?

今回は理学療法士・作業療法士を辞めて別の仕事に転職した人の事例を含めて解説します。

もし「一般企業」に転職を考えている人がいれば参考にして頂ければ幸いです。

この記事を読むと・・・

  • 一般企業での仕事についてイメージができるようになる
  • 理学療法士・作業療法士が他職種で活躍できるかどうかがわかる
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  1. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例
    1. 1例目【理学療法士 26歳女性 経験年数4年】
    2. 2例目【理学療法士 24歳男性 経験年数2年】
    3. 3例目【作業療法士 30歳女性 経験年数2年】
    4. 4例目【作業療法士 28歳男性 経験年数3年】
    5. 5例目【理学療法士 27歳男性 経験年数5年】
    6. 6例目【理学療法士 30歳女性 経験年数5年】
    7. 7例目【作業療法士 23歳女性 経験年数1年】
    8. 8例目【理学療法士 26歳男性 経験年数4年】
    9. 9例目【理学療法士 25歳男性 経験年数3年】
    10. 10例目【作業療法士 25歳女性 経験年数3年】
  2. 転職後に年収が上がった事例の特徴
    1. 転職後に年収が上がった事例の特徴①年齢
    2. 転職後に年収が上がった事例の特徴②目的意識
    3. 転職後に年収が上がった事例の特徴③転職方法
    4. 転職後に年収が上がった事例の特徴④学歴
  3. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ
    1. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ①他業種へ転職時の年齢
    2. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ②経験年数毎の人数
    3. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ③業種毎の人数配分
    4. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ④他職種・他業種への転職での年収変化
    5. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ⑤転職後の満足感
    6. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ⑥転職方法
  4. 理学療法士・作業療法士を辞めるメリット
    1. 理学療法士・作業療法士を辞めるメリット①年収アップの可能性
    2. 理学療法士・作業療法士を辞めるメリット②他業種からすぐに戻れる
  5. 理学療法士・作業療法士を辞めるデメリット
    1. 理学療法士・作業療法士を辞めるデメリット①学費と努力が無駄になる
    2. 理学療法士・作業療法士を辞めるデメリット②30代以上の転職の難易度
  6. 他業種・他職種への転職を成功させるには

理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例

理学療法士・作業療法士が他職種・他業種に転職した事例についてまとめました。今回は実際に転職を成功させた人たちに質問形式で話をまとめてあります。

非常に興味深い内容ですので、一般企業への転職を検討している人はぜひ参考にしてみて下さい。

なお、今回はクラウドワークスにて対象の方を募集させて頂きました(2022年7月)。

この場を借りて、質問に答えてくださった方々へ感謝を申し上げます。

  1. 理学療法士 26歳女性 経験年数4年⇒鍼灸師
  2. 理学療法士 24歳男性 経験年数2年⇒商社の営業
  3. 作業療法士 30歳女性 経験年数2年⇒看護師
  4. 作業療法士 28歳男性 経験年数3年⇒介護福祉士
  5. 理学療法士 27歳男性 経験年数5年⇒スポーツ用品メーカー
  6. 理学療法士 30歳女性 経験年数5年⇒事務職
  7. 作業療法士 23歳女性 経験年数1年⇒イベント系派遣
  8. 理学療法士 26歳男性 経験年数4年⇒製造業
  9. 理学療法士 25歳男性 経験年数3年⇒公務員
  10. 作業療法士 25歳女性 経験年数3年⇒医療系出版社

*7例目の方以外は全て正職員、正社員。また、全てのケースが大学卒業

1例目【理学療法士 26歳女性 経験年数4年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

鍼灸師

なぜ転職しようと思いましたか?

病院で働くよりもスポーツの現場とかで支援する方が自分にはあっていると思ったこと、病院でリハビリを受けるほどになる前に手助けができるようになりたいと思ったから。モチベーションが下がりつつあった。

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

急性期病院で理学療法士として働いており、その前は整形外科クリニックで働いていました。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか?

下がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

20万程度下がった

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか?

やや満足している(理由:自分のやりたいことができているということが1番大きな理由かなと思います。ワークバランスも今の方がいいです。)

転職方法を教えて下さい

専門学校からの紹介

PTやOTでできないことを鍼灸師として挑戦したいという目的意識がはっきりされています。転職後は年収がやや下がったようですが、やりがいと仕事のバランスが取れているようで転職したことにまずまず満足されているようです。

2例目【理学療法士 24歳男性 経験年数2年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

商社の営業

なぜ転職しようと思いましたか?

PTOTSTは給料が安く、また勉強会への参加が憂鬱であったため、またそのような中でお金を稼げそうな職業を見つけて転職を決めました。選択肢はいくつかありました。

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

整形外科のクリニックで高齢者の方を中心にリハビリを担当していました。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか?

上がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

150万円上がりました

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか?

満足している(理由:年収が上がったため、また現在の方が休みも多く自分の時間を有意義に使い楽しむことができているとおもいます。)

転職方法を教えて下さい

公務員予備校に通いました。

商社の営業に転身されたという方。給与が安いことと休日などの勉強会への参加が問題で精神的に厳しくなり転職を決意されたということです。

総合商社か専門商社かわかりませんが、商社の仕事は取引先からの材料依頼を既存の仕入れ先や新規の仕入れ先から調達し提供するものです。仕入れ先から調達する際にコミュニケーションスキルが重要になりますが、もしかしたら理学療法士として培ったスキルを活かせているのかもしれないですね。

年収150万増ですし、休日も多くプライベートが充実しているとのことで他業種への転職が大成功した例でしょう。

3例目【作業療法士 30歳女性 経験年数2年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

看護師

なぜ転職しようと思いましたか?

作業療法士で働くよりも看護師として働く方がお給料が良いので、資格を持っていたので転職することにしました。

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

大学病院で作業療法士として勤務していました。急性期、回復期とリハビリをしました。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか?

上がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

100万円近く上がりました。

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか?

ふつう(理由:看護師として働くようになって夜勤があるのですごく体が疲れてしまう日があるので個人的には満足度が低いです。)

転職方法を教えて下さい

ハローワークで転職しました。

少し特殊な経歴の方です。看護師の資格をもともと持っていた方でそこから作業療法士を取得し、再び看護師としてのキャリアを歩んでいるようです。

年収は作業療法士の頃よりも100万上がったそうですが、夜勤があるため疲労を感じており満足度としてはまずまずとのこと。

私の知り合いや恩師も看護師⇒理学療法士、理学療法士⇒看護師と転身しており、医療職から医療職への転身は意外に多いようですね。

4例目【作業療法士 28歳男性 経験年数3年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

介護福祉士

なぜ転職しようと思いましたか?

リハビリテーションの在り方に悩み、高齢者の生活にもっと寄り添うためにはどうしたら良いか悩んでいました。そんな時、周りの知人から介護福祉士を勧められ、転職しようと決意しました。

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

デイサービス・施設で働いていました。利用者様のリハビリや個別機能訓練計画書・モニタリングの作成等の業務を行っていました。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか

下がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

約10万円程度下がりました。

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか

満足している(理由:介護を通じて、実際に高齢者のあらゆる生活面に携わることが出来て非常にやりがいを感じているからです。)

転職方法を教えて下さい

知人の紹介を通じて転職しました。

作業療法士から介護福祉士に転身された方。リハビリ職では果たせない部分を介護福祉士に再就職し達成できているようです。

目的意識が高く、給与条件では少し下がりましたがそれでも満足度は高いとのこと。自身にとってのやりがいを求めて行動できることは本当にすごい事だと思います。

5例目【理学療法士 27歳男性 経験年数5年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

スポーツ用品メーカー営業

なぜ転職しようと思いましたか?

結婚を考えていて、その時に年収アップを考えるようになっていました。ほかにも、病院に勤めていても昇給しにくい部分もあり将来が不安になったという理由もあります。

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

基本的な運動機能を回復させる回復期リハビリテーションの病院に勤務していました。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか

上がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

80万円ほど上がりました。

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか

満足している(理由:転職の目的が年収アップだったので、とても満足しています。ほかにも、理学療法士として培った経験を転職したところで大いに使えるのはとても良かったなと感じています。)

転職方法を教えて下さい

転職エージェントを使用しました。

NIKEやMIZUNOなど、スポーツ系の人なら一度は使ったことがあるブランドですね。そのようなスポーツ用品メーカーへ転身された方。

業務は多種多様ですが、必要なスキルは勤務する法人によってTOEIC○○点以上など。他は特に必要な資格はありません。とはいえ人気の業種ですから本部採用であれば狭き門でしょう。

他業種であっても理学療法士の経験を活用できているようで、経歴をいかせることは有意義ですね。目的通りに年収も上がり転職成功ということですね。

6例目【理学療法士 30歳女性 経験年数5年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

事務職

なぜ転職しようと思いましたか?

仕事で利用者の補助などを行っているうちに自分の腰を痛めてしまい、相手の補助や立ち仕事が難しくなったので、転職をしようと思った。

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

通いのリハビリテーションを行っているクリニックに勤務していた。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか

下がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

50万円ほど

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか

やや満足している(理由:年収自体は減ってしまったが、痛めた腰に負担を掛けることなく仕事ができているので、やや満足している。)

転職方法を教えて下さい

ハローワーク

理学療法業務で腰を痛めてしまい事務職に転職した方。30歳とまだお若いですが、この仕事の怖いところが介助などの仕事で体を痛めてしまうことですね。

定年まで仕事を考えた時、本当にそこまで働けているのかイメージすることが怖くなります。この方は事務員になられたということで、体力仕事が全くないということがうらやましいです。

私ももともと経理事務でしたが、体力を心配することは一切なかったですね。

年収がやや下がりましたが、ご自分の希望に沿った転職ができたようです。

7例目【作業療法士 23歳女性 経験年数1年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

イベント系派遣

なぜ転職しようと思いましたか?

勤めていたのが回復期病棟だったため担当を持ち、その患者さんとの相性が悪かったときに出勤するのがストレスだったため。

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

東京都の総合病院の中に入っている回復期病棟で働いていました。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか

下がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

200万円下がった

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか

ふつう(理由:リハビリテーション以外の好きなことを仕事にできたことはよかったが、収入が下がり生活するのが大変だったため。)

転職方法を教えて下さい

マイナビ

経験年数1年目での転職でイベント系派遣の仕事を選んだ方。患者とのやりとりがストレスになってしまったということで、少し残念な気がします。

リハビリは単位制で嫌でも最低20分は一緒にいなければいけません。ある意味、人間関係が重視される仕事であるため、その分ストレスを抱えられていたのかと察します。

正社員ではないため年収は大幅に下がってしまったようですが、好きなことを仕事にできていると前向きに捉えられています。

8例目【理学療法士 26歳男性 経験年数4年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

製造業です。

なぜ転職しようと思いましたか?

お仕事を行っていて人と会話を行う事が苦手だと気づいたし人となるべく会話をしないお仕事に就きたかったしお給料が変わらなかったからです。

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

整形外科で年寄りの方のリハビリや若い方のリハビリを行っていました。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか

上がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

10万円です

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか

満足している(理由:お給料に変化が無くて理学療法士よりお仕事の内容が楽だったし私自身の希望していた会話を行う回数が少なかったからです。)

転職方法を教えて下さい

マイナビ転職を使用しました。

製造業は未経験可、学歴不問のケースが多いです。業務は一般的なライン作業から営業的な仕事まで多岐に渡ると思いますが、人との会話に苦痛を感じているということからライン作業系や品質管理が多い仕事内容かと思われます。

年収は横ばい又はやや上がっており、希望条件に即しているため他職種への転職としては成功しているのではないでしょうか。

9例目【理学療法士 25歳男性 経験年数3年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

公務員

なぜ転職しようと思いましたか?

やりたいこと、なりたい仕事で、試験を受けれる年齢の終わりが近づいてきており、諦めることができなかったから

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

転職前は、県立病院の理学療法士として約3年間勤めておりました。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか

上がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

350万から50万程度上がった

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか

満足している(理由:やりたいこと、なりたいことを実現することができたのと、さらに収入も上がったのでとても満足しています。)

転職方法を教えて下さい

採用試験を受けただけです。

公務員試験に合格された方です。もともと公務員病院に勤められていたようですが、行政職に転身したようですね。

民間理学療法士から公務員理学療法士(病院勤務)を希望する人はそれなりに多いと思います。ただ、他職種行政職を目指す人はそこまで多くないと思います。

年収も上がって転職は大成功ですね。

ちなみに公務員や公的理学療法士・作業療法士を目指す人はコチラの記事を参考にしてみて下さい。

10例目【作業療法士 25歳女性 経験年数3年】

理学療法士、作業療法士からどのような職業に転職しましたか?

医療系出版社

なぜ転職しようと思いましたか?

作業療法士という仕事を3年程度やってみて自分に合わないと思った。給与も安く残業も多いので、医療系の別の仕事をしてみたいと考えるようになった。

転職する前はどの職域で働かれていましたか?

2次救急の急性期病院。350床程度の規模。

理学療法士・作業療法士として働いていた時と比べて年収は上がり(下がり)ましたか

上がった

転職後の年収はどの程度で、概ねどのくらい上がり(下がり)ましたか?

320万から350万へ 30万上がった

理学療法士・作業療法士から他職種・他業種に転職して満足していますか

満足している(理由:書籍の出版なので出先での打ち合わせなどは多いが、そこまで残業は多くなく、給与も上がったので満足している。)

転職方法を教えて下さい

転職エージェントを利用しました

医学書院やメディカルレビュー社などの医療系出版社へ転職した方。

出版社は専門雑誌・書籍が出版されるまでの編集作業や情報資材の制作が完成のためのディレクション業務がメインで、医療系であれば医学専門雑誌や書籍などの編集時に作業療法で培った知識を役立たせられますね。

年収も上がり、残業も少ないため満足度は高いようで転職は成功したようです。

転職後に年収が上がった事例の特徴

事例のまとめ

転職後に給与が上がった例の特徴について解説していきます。

  1. 転職後に年収が上がった事例の特徴年齢
  2. 転職後に年収が上がった事例の特徴目的意識
  3. 転職後に年収が上がった事例の特徴転職方法
  4. 転職後に年収が上がった事例の特徴学歴

転職後に年収が上がった事例の特徴①年齢

今回、転職後に給与が上がった事例(他業種のみ)は…

商社の営業

スポーツ用品メーカー

製造業

医療系出版社

の4事例です。

年齢でいえば24~27歳で平均年齢は25.5歳でした。

一般企業はこの年齢で社会人経験が数年の人たちを「第二新卒」と見なす場合があります。

「第二新卒」とは、一般的には「新卒で入社して3年程度の求職者」を指すことが多いようです。

年齢で言えば、大学や専門学校、大学院を卒業してから考えると25~26歳ぐらいまでになりますが、募集する企業によっても定義が異なるため一概には言えません。場所によっては20代までは第二新卒扱いをする企業もあるようです。

そして「第二新卒」は社会人経験のない「新卒」と、前職での経験を生かすことができる「社会人」との中間として扱われています。

実は転職市場において「第二新卒」を求めている企業は多いと言われています。ここ数年で第二新卒を「積極採用」している企業は増加傾向にあり、今後も続いていくようです。

若い年齢である程度社会の慣習を学んだ人と認識され一般企業でも採用されやすいといえるでしょう。

転職後に年収が上がった事例の特徴②目的意識

今回転職後に年収が上がった例に共通していることは、収入への目的意識が高いということです。

PTやOTの年収や昇給があまり良くないことに不安な状況で、将来への懸念を払拭するためにより年収が稼げる業界に転職をしたいという強い目的があったことです。

逆にいうと、そのような目的意識を持って転職活動を行うことでどの業界にも転職できる可能性があるということでしょう。

今回の事例における転職は無資格、業界未経験での転職でした。

強い目的意識をもって転職を決意した人であれば、年収を上げるための転職も成功する可能性は高いといえます。

転職後に年収が上がった事例の特徴③転職方法

他業種への転職且つ年収が上がった事例で転職サイト(転職エージェント)を使った例は4件中3件です。

他業種への転職で年収を上げるためには転職サイトを使うことが重要と言えるでしょう。

私はサラリーマン時代に1度転職を経験していますが、求人サイトで自分で探して活動すると希望する職場の裏情報などがわからないため非常に不安なまま転職活動をしていくことになります。

採用されたとしても、職場の仕事内容が自分の思っているものと乖離があったりしたので、満足のいく転職ができませんでした。

その点、転職サイトを使っての転職は専門のアドバイザーが転職活動をトータルでサポートしてくれるので安心して活動することができます。

転職後に年収が上がった事例の特徴④学歴

今回、給与が上がった4事例は全て最終学歴が大学卒業の人です。

理学療法士や作業療法士の世界は学歴は大きな意味をもたず、経験年数が全てという世界です。

しかし一般社会において、学歴は大きな企業に就職するための重要な資格です。

大卒でない時点で、書類審査で落とされることがほとんどと言えます。

学歴は問わないという企業もありますが、数少ないでしょう。

大卒の人は一般企業への転職時、年収が上がる可能性が高いと思います。

専門卒の人は一般企業への転職は厳しいものになるでしょう。

しかし、学歴を問わず募集をしている会社もあります。

数は多くないはずですから、転職サイトに登録して情報を集めていきましょう。

理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ

10の事例について紹介しました。

参考までに、簡易的なデータとしてまとめてみたいと思います。

  1. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ①他業種へ転職時の年齢
  2. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ②経験年数毎の人数
  3. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ③業種毎の人数配分
  4. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ④他職種・他業種への転職での年収変化
  5. 転理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ⑤転職後の満足感
  6. 理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ⑥転職方法

理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ①他業種へ転職時の年齢

他業種・他職種への転職は20代がほとんど

年齢だけでみると、31歳以上での他職種への転職者は「0」でした。

今回は年齢に制限をかけずに募集をしており、他職種に転職するのはほとんどが30歳以下である可能性があるかもしれません。

理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ②経験年数毎の人数

10の事例全てが5年以下

経験年数は10人全てが5年以下であり、6年以上は一人もいませんでした。中堅に差し掛かる前に転職をしていることがわかります。

これは、まだ年齢が若い内であれば他の職業に転職にしてもやり直せると考えてのものでしょう。

また、職場条件で言えば経験年数が若いと給与が低い場合が多いです。また、新人ですから勉強会の強要で休みの時間も勉強をしなければいけない環境であったかもしれないですね。

さらに、リハビリテーションという仕事自体が考えている内容と乖離していたため、若い経験年数の転職が多いと言えるでしょう。

6年以上になってくると、職場において重要な役割を与えられるポジションになっていきますし、少しわがままを言っても発言が通るようになります。

要するに、居心地が良くなってくる時期ですから少し条件が悪くても許容して他業種への転職という行動に移らないと思われます。他業種への転職は未知でありリスクもあると捉えていそうですね。

理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ③業種毎の人数配分

業種毎の人数配分です。

業種毎の人数配分

*日本標準産業分類の大分類に準ず

医療・福祉がやや多いですが、他の一般的な業種へまんべんなく移っていることがわかります。理学療法や作業療法と関係のない分野にも転職できていますね

上の事例を見て頂ければわかると思いますが、今回の結果でいうとPT・OTの違いで転職しやすい業種・しにくい業種などはなさそうです。

理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ④他職種・他業種への転職での年収変化

10の事例の年収増減についてです。

10人中6人は年収が上がっている

PT・OTを辞めてから年収が上がった人がいれば、下がった人もいます。

上がった人6割、下がった人4割です。

年収が下がった場合は自分のやりがいやライフスタイルの改善など環境面で好転している人がほとんどでした。

理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ⑤転職後の満足感

転職後の満足感についてです。

10例中8例で満足している結果に

8割の人が「満足している」という結果になりました。また、転職後に不満を感じている人はいないことに驚きました。

続いて、転職後満足感の理由について一覧にまとめました。

他職種・他業種への転職は概ね満足感が高い

人それぞれ満足する尺度が異なりますが、大体の人は転職をしたことで満足しているということがわかりますね。

理学療法士・作業療法士から他職種に転職を成功させた10事例のまとめ ⑥転職方法

最後に転職方法についてです。

一人で直接転職先と交渉することはなさそう

転職方法は基本的に知り合いのツテや、転職サイト(エージェント)を利用している人がほとんどでした。

私が一般企業に勤めていた時、営業から経理に転職した際は個人で動いていました。求人誌で求人情報を探して先方に電話して面接日を設定し面接試験という流れでした。

しかし、経理に転職してからは私が思う内容と大きく違いがあり(例えばマイナーな会計ソフトを使っていたり税理士に仕事の多くを委託していたり)戸惑うことが多かったです。

当時の私はかなり無知でしたので求人を自力で探してしまいましたが、今思えば「転職サイト」を使っていればもう少し良い条件の職場に転職できたかもしれません。

最近、理学療法士として転職した時に「転職サイト」を利用しましたが、いろいろなサービスが無料で利用できることに驚きました。

一般企業への転職事例で利用者が多いことは当然なのかもしれません。

今回の事例で活用した人も、登録して転職情報や履歴書、職務経歴書の書き方などいろいろなアドバイスを受けたそうです。

ほとんどの人は他の業種へのノウハウはゼロのはず。理学療法士から他業種を目指す場合は転職サイトは必ず利用しましょう。

理学療法士・作業療法士を辞めるメリット

理学療法士・作業療法士を辞めることのメリットは何でしょうか?

辞めることでプラスになることを考えてみました。

  1. 理学療法士・作業療法士を辞めるメリット①年収アップの可能性
  2. 理学療法士・作業療法士を辞めるメリット②他業種からすぐに戻れる

理学療法士・作業療法士を辞めるメリット①年収アップの可能性

医療・福祉業界は他業種に比べて年収が低い傾向にあります。

また、昇給もあまりしないため他業種に転職して時は一時的に年収が下がるかもしれませんが、長期的にみればPT・OTを続けていくよりも生涯で稼ぐ収入が多くなるでしょう。

理学療法士・作業療法士を辞めるメリット②他業種からすぐに戻れる

他業種に転職して働き始め、思ったよりも大変だったということもあるでしょう。

その場合、すぐにPT・OTに戻ることができるのはメリットと考えてもよいと思います。

PT・OTの資格を持つ一番のメリットはここにありますね。

食いっぱぐれがない資格なんですよ。

理学療法士・作業療法士を辞めるデメリット

理学療法士・作業療法士を辞めることのデメリットです。

  1. 理学療法士・作業療法士を辞めるデメリット①学費と努力が無駄になる
  2. 理学療法士・作業療法士を辞めるデメリット②30代以上の転職の難易度

理学療法士・作業療法士を辞めるデメリット①学費と努力が無駄になる

養成校での学費とそこで勉強した内容が無駄になる可能性があります。

学費については学位を取得しているのでまだ良いかもしれません。

大卒など学歴に書くことができますから、そこは普通の大学と同じです。

ただ、国家試験を突破したり、努力して培ってきた知識や技術はほとんどの場合ムダになってしまうでしょう。他業種ではその知識を使わないですからね。

例えば、金融機関に転職するのに解剖や生理の知識は必要ないということです。

理学療法士・作業療法士を辞めるデメリット②30代以上の転職の難易度

今回の事例では全員が20代での転職でしたから、未経験の分野でも半年以内のうちに概ね転職できたようです。

しかし、30代での未経験への転職はかなり難しいようです。

これには理由があり、30歳を超えてくると企業側は即戦力として採用に臨みます。つまり、その企業で何ができるかという経験を重視してくることになるのです。

とはいっても決して無理な訳ではありません。30代でも未経験での転職を成功させている人はいます。ただ、その場合はPT・OTとして経験してきたことを積極的にアピールしなければならないでしょう。

転職も1年以上かかることがザラにあるといわれます。

他業種への転職を考えるなら、20代が一つの区切りになるかと思います。

そのため、できるだけ20代での転職を目指しましょう

他業種・他職種への転職を成功させるには

ここまで、事例を絡めて他業種・他職種への転職について解説してきました。

事例を見ると、実際にPT・OTでも一般企業に転職することができることがわかったと思います。

では、他業種・他職種への転職を成功させるにはどうすれば良いでしょうか?

結論から言いますと「転職サイト」に登録することが成功への近道です。

なぜなら、医療業界から一般企業に転職するにはノウハウがないためです。

例えば、一般企業に面接が決まったとして実際に面接をした場合に「理学療法士・作業療法士」という資格を知っている人は数少ないです。

そのような状況で経験をアピールするためには求人先が必要としている情報は何なのか、どのような人材を欲しがっているのかを知っておく必要があります。

必要のない経験をアピールされても「だから何ですか?」で終わってしまうでしょう。

そのために、業界の情報に精通している「転職サイト」のアドバイザーから面接対策や履歴書・職務経歴書添削などのアドバイスを受けて面接に臨むほうが採用確率は大幅に高まるはずです。

良い方向にディレクション対応してくれるでしょう。

もし、一般企業への転職を目指しているのであれば…

20代で動くこと(応募しましょう)

目的意識を明確にもつこと(年収を上げたいなど)

第二新卒扱いならどの業種でも可能性はあること(未経験でも大手に入り込める可能性がある)

転職サイト(エージェント)を活用すること無料です

という点を意識されると良いと思います。

こちらはオススメの転職サイトです。

業界最大手のマイナビは、条件の良い職場を数多く扱ってます。

また、

  • 求人紹介
  • キャリア相談
  • 履歴書や職務経歴書添削
  • 面接対策
  • 面接の日程調整
  • 給与交渉

これらのサポートをしてくれますし、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。

一般企業へのノウハウがないPT・OTが転職する際はぜひ活用したいサービスです。登録して話だけ聞くだけでも良いと思います。ぜひ活用しましょう。

他業種・他職種を目指している人は今回の記事を参考にして頂ければ幸いです。

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