2023年3月3日、菓子大手の明治がガム事業から撤退することが明らかになりました。
明治と言えばキシリッシュやプチガムが人気ですが、全て販売中止になってしまうようです。明治のガムはでも特に有名なキシリッシュは国内で初めてキシリトールを配合した商品であり、とても残念ですね。
でも、なぜキシリッシュの販売中止を決めたのでしょうか?
本記事では、明治がキシリッシュなどのガム販売を中止した理由をまとめました。
キシリッシュ販売中止の理由は?明治がガム事業から撤退!
なぜ販売中止になってしまったのでしょうか?
近年、ガム市場は縮小傾向ということでしたが、実際に明治内のガムの売上がかなり下がってしまっていたそうです。
キシリッシュシリーズは1997年に発売してから順調な売上でしたが、ピークは2007年度の約260億円でした。
以降、すこしずつ低下していき、2021年度は約30億円まで減ってしまったのです。
また、明治の売上だけでなく、ガム業界全体が低迷していました。
ガム市場が縮小の一途をたどっている。メーカー19社で構成されている日本チューインガム協会によれば、小売市場のピークは2004年の1881億円。翌年からは右肩下がりが続き、2017年には1005億円とピーク時から4割以上も縮小している。
身近なガム、国内市場は4割超も縮小していた | 食品 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
なぜ明治だけでなく、ガム業界全体の低迷があったのでしょう?
コロナ窩の影響?
コロナ窩になってからはマスク生活が普通になりました。マスクをしている状態なので口臭を気にする人が減ったのではないでしょうか?
ガムを噛む目的として口臭予防があるので、コロナ窩はマイナスの影響を与えたのではないかと思います。
また、会社勤務からテレワークに形態が変わったことも影響しているでしょう。自宅にいれば眠くても人目を気にする必要がないため、眠気さましとしてガムを噛む必要がなくなります。
コロナ窩の影響でガムを買う機会が減り、売り上げが下がったのだと思われます。
ガム以外をの嗜好品が増えた
ガム以外にもジュース、コーヒー、ヨーグルト、アイスクリーム、チョコレートなど、食後の選択肢が大きく増えてきたことも影響しているでしょう。
ガムは国民所得の少ない国で愛用されている食品の1つであるので、所得水準が向上すると、代替商品が多く登場し、ガム離れが進むことになるという。またガムは噛み終えた後、ごみになることで敬遠されたのも、ガム離れの理由の1つだろう。
ガム市場凋落の原因は?(後)|NetIB-News (data-max.co.jp)
所得水準は横ばいだと思いますが、ほとんどの人が嗜好品を買うことができ、生活が苦しい状態ではなくなってきているため、ガム離れが進んでしまったとも言われています。
残業が減った職場が増えてきた
働き方改革から、残業をする職場が以前に比べて少し減ってきたということも一因でしょう。
残業がある場合、仕事の合間にガムを噛んでリフレッシュをすることもありますが、それがなくなってきたため売上が減少していったのかもしれません。
また、眠気覚ましのシーンではコンビニを筆頭にコーヒーがより身近になり、カフェイン入りのエナジードリンクなども増えてきました。
SNSでは・・・
SNSでは残念という声で溢れていました。
まとめ
今後キシリッシュが店頭で見ることがなくなるというのはとても残念です。
キシリッシュが平成を代表するガムであることに間違いありません。
記念に買っておこうと思います。
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