バナナ(ばなな)滑り台が話題になっています。
どのように話題かというと、安全性が担保されていないと報道されているのです。
バナナ滑り台とはこのような遊具です。
滑り始めて途中から3つ又になっています。
見る限り可愛らしい遊具なのですが、この遊具のどこに危険があるのでしょうか?
本記事では、バナナ滑り台の安全性とバナナ滑り台を作った製造業者などまとめました。
バナナ(ばなな)滑り台は安全じゃない?落下や股間強打が当たり前?
バナナ滑り台が危険だと話題になっています。
スライダーが3つに分かれたバナナ型滑り台から子どもが転落・落下する事態が起きている。分岐でバランスを崩すことが原因とみられ、たびたび動画がネットを騒がせている。今月にも幼児が頭から落ちる動画がツイッターで拡散され、再び話題となった。
バナナ滑り台から子どもが落下、経験者が危険性指摘 自治体も対象年齢の周知に苦慮(弁護士ドットコムニュース) – Yahoo!ニュース
遊具なのでどのような形でも危険は付き物だと思いますが・・・。
①枝分かれ部分から落下
小さな子供が枝分かれ部分に足を開いた状態でぶつかり、そのままの勢いで前転して落下しています。
ある程度高い所からの落下なので、打ち所が悪ければ頸椎損傷や頭部外傷などが起こる危険性はあるかもしれませんね。
②枝分かれ部分で股間強打
最初は成功シーンが収められていますが、動画の終盤に枝分かれ部分で股間を強打しているシーンがあります。
滑り始めてから意外にスピードが出ているので、コース選択を誤ると股間を打ってしまうリスクがありますね。
股間があたった時は痛そうですね。
③意外に勾配がありスピードが出る
動画を観ると意外にスピードが出ていることがわかります。滑り始めから勢いがあるので、勾配もそれなりにありそうです。
④高さがそれなりにある
滑り台らしくスリルを出すためにそれなりの高さがあります。
でも、高くないと面白くないわけですから当たり前ですね。
普通の公園にある、一般的な滑り台と同じ程度の高さでしょうか。
危険を指摘され撤去された例も
バナナ滑り台は全国に236台あるようですが、過去にその危険性を指摘され公園から撤去されたことがあります。
5歳のお子さんを持つ家族がバナナ滑り台を利用したそうです。
本来、バナナ滑り台の対象年齢は6歳からでしたが対象年齢を示すシールが破れていて目立たなかったため分からずに利用してしまい子どもが転落する危険に晒されたそうです。
メーカーの設計や安全部門の担当者と協議を重ねたが、「業界団体の日本公園施設業協会(JPFA)が自主的に規定する安全基準を満たしており、改善の必要はない」との見解だったという。その後、市議などに掛け合った結果、盛岡市では撤去された。
バナナ滑り台から子どもが落下、経験者が危険性指摘 自治体も対象年齢の周知に苦慮(弁護士ドットコムニュース) – Yahoo!ニュース
このように、市に掛け合った上で撤去されたそうです。
また、2022年には横浜市緑区の公園で落下案件が少なくとも2件発生したため危険との声も寄せられたため撤去されています。
さらに、宮崎県高千穂町では事故自体は起きていないものの表示不足だとの判断で現在は一時使用禁止としているようです。
メーカーはどんな会社?
株式会社コトブキに「バナナスライダー」という名称の同じ遊具がありました。
・会社商号:株式会社コトブキ
・代表者:代表取締役社長 深澤幸郎
・本社住所:東京都港区浜松町1丁目14番5号 〒105-0013
・創立:1916年(大正5年)8月5日
・資本金:1億円
・主要営業品目:ストリートファニチャー、遊具・屋外フィットネス、エクステリアサイン・インテリアサイン
また、スライダー系のラインナップがありバナナスライダーもありました。
バナナスライダーは2013年10月から出荷が始まったようですね。
バナナ滑り台はどこにあるの?
バナナ滑り台がある公園を一部抜粋してみました。
杉並区立蚕糸の森公園
住所:〒166-0012 東京都杉並区和田3丁目55−30
電話番号:0333157247
更別農村公園
住所:〒089-1500 北海道河西郡更別村
電話番号:0155523171
長坂谷公園
住所:〒226-0013 神奈川県横浜市緑区寺山町745−1
電話番号:0459345045
人気のある遊具なのか、いろいろな場所にありますね。
使い方によっては危険?
確かにバナナ滑り台は使い方によっては危険な遊具なのかもしれませんが、普通に使う分にはそこまでリスクが高いわけではない気がします。
対象年齢などもありますが、体格や運動神経の良さなど考えるとあまり参考にならないでしょう。
何か事故があった時に親が声を挙げられるための保険でしかないと思います。
重要なことは、小さな子どもが使う場合は親が手が届く範囲内に常におり危険があればアシストすることでしょう。
また、普段からリスクがあることを避ける教育をすることも必要かもしれませんね。
知育という意味で、せっかくの遊具をすぐに撤去することはもったいない気がします。このあたりは賛否ありそうですね。
結局は危険再発のためには、勾配を緩めたり、下にマットを引いたり、分岐で落ちないようにガードをつけるしかないような気がします。
SNSでは・・・
やはり賛否ありますね。どちらの意見も正しいと思いますから難しい問題ですよね。
まとめ
危険と話題のバナナ滑り台についてまとめました。
今では危険と言われていた遊具で遊んでいた世代としては、すぐに撤去を検討するのはとても寂しい気がします。
個人的には、危険=撤去はあまりにも過敏な気がします。
メリットやデメリットを考えた上で最も良い答えを模索していくことが大切ですね。
▼関連記事
コメント