2023年1月6日、大阪府岸和田市で公園の遊具で遊んでいた女の子が指を切断したとみられる事故が起き、市は遊具の使用を中止したという報道がありました。
報道によると、公園で7歳の娘がターザンロープで遊んでいたところ左手人差し指の第1関節を切断したという通報があったとのことです。女児のケガの詳細は分かっていないようです。
市は事故を受け「ターザンロープ」の使用を中止し、今後緊急点検を行うとしています。
大変痛ましい事故ですが、果たして使用中止する必要があるのでしょうか?
ターザンロープがある岸和田市下池田公園が事故現場か
岸和田市内にターザンロープがあるのは「下池田公園」です。ここで起こった事故だと思われます。
住所:〒596-0811 大阪府岸和田市下池田町1丁目9
電話番号:0724239579
画像の中心にある木でできた遊具がターザンロープと呼ばれるものです。
動画は今回の事故現場の下池田公園にあるターザンロープです。
0:10~少し見にくいですが、児童が動画の一番奥のターザンロープを使っています(今回の事故とは関係のない児童です)。
そしてこちらはターザンロープの資料映像です。
普通に使っていれば特に危険はなく遊べる遊具です。
使用中止するという報道があるが・・・
ターザンロープ自体は普通に使えばあまり危険のない遊具でしょう。
第一関節から先を切断したということは、何かに挟まれてしまったのだと思いますが、挟まれるとすれば、ロープが垂れている根元の滑車の部分でしょう。
下池田公園にあるターザンロープは滑車に手が届く高さであると思われ、女児はそこに手を突っ込んで挟まれてしまったのではないでしょうか?
要するに、普通の使い方と異なる遊びをしてしまった可能性があります。
遊具自体に問題はないので、使用中止する必要があるかは少し疑問です。
Twitterでは
大変痛ましい事故なのは理解できますが、誤った使用方法で遊んでしまったと思われる中で起きた事故だと思われます。
ターザンロープが廃止になるのは避けて欲しいという意見がありました。
次々と消えていく遊具たち
危険という理由から公園の遊具は次々と撤去されているそうです。なんとも腑に落ちないですね。
動く遊具が減少
回転ジャングルジムや箱型ブランコ、シーソーなど、動きのある遊具が公園から消えている。
国土交通省が2013年に行った調査によると、公園に置かれていた「回転する塔」は2001年の調査時から半減。シーソーも約1400台減少し、1万2505台となった。
原因は「リスク回避」など
動きのある遊具が姿を消している背景には、「リスク回避」がある。
毎年、多くの子どもが遊具に係る事故で怪我をしている。勢いがついた回転遊具で転んで大けがをした事例や、箱型ブランコに子どもが挟まれて死亡する事故などが発生したことを受けて、2000年代初めから、遊具を撤去する自治体がしだいに増えてきた。
行政は「動く遊具」に後ろ向き
また、老朽化による撤去も「動く遊具」が姿を消す要因の一つだ。
動く遊具の多くは、1970年頃に設置されたものが多いが、老朽化した遊具を撤去して新たな遊具を設置する際に、行政はリスクのある動く遊具の新設をためらうことが多い。1993年に都市公園法施行令が改正されて「児童公園」の名前が消えたことも後押しとなり、行政は動く遊具の設置に後ろ向きだという。
まとめ
指切断という痛ましい事故ですが、それは使い方に問題があったのかもしれません。
行政は一度事故が起こるとそのような遊具を廃止していく可能性があるので、ターザンロープ自体が全国の公園からなくなる可能性もありますね。
再発防止を考えることは大事ですが、しっかりと吟味した上で検討して欲しいところです。
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