ウクライナから日本への避難民に対して「難民貴族」と発言しそれが物議を醸しているニッポンアカデミー理事長の清水澄(しみずますみ)さん。
「事前に一定期間無償と言われていたのに期間内に学費を請求された」とする学生と、「学費無償は学生が自立するまでの前提だった」とする清水さんとの間で見解が異なっていたようです。
受け入れる前に、具体的な条件を明文化していなかったことが問題かと思われますね。
そんな清水さんですが、一体どのような人物なのでしょうか?まとめました。
ニッポンアカデミー清水澄(しみずますみ)って誰?どんな人?
清水澄さんは、ニッポンアカデミー理事長です。
ニッポンアカデミーは、群馬県前橋市の学校法人であり日本語学校などを運営しています。
- NIPPON語学院
- NIPPON文化学院
- NIPPONへいわ学院
- NIPPONおもてなし専門学校
- NIPPONおもてなし専門学校 東京デュアラー校
上記5校を運営していますね。
外国からの留学生を迎えて日本語を含めた日本の教育を進めているようです。
また、ニッポンアカデミーは群馬ロイヤルホテルの教育部門として始まっています。
そして、清水さんは「群馬ロイヤルホテル」の社長でもあるのです。
群馬県内でも評判の良いホテルです。
群馬県知事三男で県議選出馬経験あり
実は清水さんは清水一郎元群馬県知事の三男です。
そんな清水さんは父親が県知事であったこともあり県政に興味を持っていたため、2019年の群馬県の県議選に出馬した経験をお持ちです。
この時は前橋市区(定数8)から無所属で立候補していますが、惜しくも落選してしまいました。
その時の公約は群馬県を「廃県」したいというものでした。
これは・・・
国、県、市といった現行の政治体制にはそもそも構造的に無理があるという。インターネットなどのテクノロジーが発展した社会において、県を廃して、より小規模な「郡」としての行政規模がより合理的な案だとした。
「群馬廃県」「前橋・高崎の東京編入」 驚きの公約で立候補、県議目指した男の正体(全文表示)|Jタウンネット (j-town.net)
なかなか思い切った公約だと思いますが、他にも・・・
(1)県の機能を縮小する廃県
「群馬廃県」「前橋・高崎の東京編入」 驚きの公約で立候補、県議目指した男の正体(全文表示)|Jタウンネット (j-town.net)
(2)前橋と高崎の合併
(3)行政サービスの見える化
(4)「ひと・AI」審議会設置
(5)資産課税の導入
このようなマニュフェストを掲げていました。
清水さんは廃県によって大阪都構想と同様な形を目指していたそうです。
ただ、かなり革新的な内容になっているので県民においては賛同しかねる内容だったのでしょう。
ですが、このように清水さんは群馬県の発展のために尽力しようと考えている人物だったようです。
難民貴族という発言で物議
ウクライナ難民を「難民貴族」という言葉を使って表現していた清水さん。
この表現はどうかと思いますが、ウクライナの方にも仕事をして頂き自立してもらうという前提での給付だったのであれば、具体的に期間や基準の所得額などを設定したほうが良かったですね。
まとめ
清水さんは株式会社群馬ロイヤルホテル社長、学校法人ニッポンアカデミー理事長という肩書きを持ち、また、清水一郎元群馬県知事の三男というサラブレッドです。
政界進出を計画し、県議会議員選挙に出馬しましたが惜しくも落選しています。
ただ、群馬県を栄えさせることを真剣に考えている人物であることがわかりました。
「難民貴族」という言葉は今後物議を醸しそうですが、行方を見守りたいと思います。
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