2023年3月28日、2012年ロンドン・オリンピックのボクシング男子ミドル級金メダリスト村田諒太選手が引退記者会見を開くと発表しました。
村田選手は日本選手で初めてプロとアマチュアの両方で世界の頂点に立った選手です。しかも、チャンピオンになることが難しいとされるミドル級でです。
村田選手は37歳という年齢ですからピークは既に過ぎていると思われますし、22年4月のゲンナジー・ゴロフキン選手との世界戦で燃え尽きたと考えられています。
そんな中、一部に村田選手はパンチドランカーではないかと思われているようです。
それは村田選手の滑舌が以前に比べて悪くなった印象があるからです。
実際はどうなのでしょうか?
村田諒太はパンチドランカー?滑舌が悪くなった?
こちらは、ボクシング2022年度年間表彰式の際の村田選手のインタビュー動画です。
動画内0:50~村田選手のインタビューシーンなのですが、少し呂律が回っていないような滑舌が悪い感じに聞こえます。
動画は2年前に撮影されたものです。少しこもって聞こえますが、村田選手はハキハキと喋っています。
明らかに滑舌が悪くなっているのがわかると思います。
例えば、高齢者の方であれば脳卒中で舌の神経が障害されて呂律が回らなくなることがあります。短期間で呂律が回らなくなったことを考えると、村田選手も脳へのダメージが蓄積されていたのかもしれないと勘ぐってしまいます。
2017年10月に行われたWBA世界ミドル級王座を獲得した村田選手。
その際の勝利者インタビューが18:35~流れますが・・・。
この時もハキハキと喋れていて滑舌に問題はないと思います。
これらのことから、やはりパンチを打たれてきたためにパンチドランカー或いはそれに近い症状として滑舌不良や呂律の悪さが出てしまっている気がします。
パンチドランカーの症状は?
パンチドランカーの症状はどのようなものがあるのでしょうか?
相手にパンチをもらいすぎるとなる症状です。
パンチドランカーとは?ボクシングのリスク|ボクシングフィットネスジムNOA【ボクシングフィットネスジムノア】BOXING FITNESS GYM NOA (noaboxing.com)
症状としては頭痛、物忘れ、体のしびれ、体の震え、バランス感覚の喪失、認知障害、鬱、攻撃性、幼稚、呂律が回らない、などの症状があります。
相手のパンチをたくさん打たれた後は、高熱が出る、頭痛、吐き気、の症状が見られます。物忘れ、バランス感覚の喪失も症状のひとつと言えるでしょう。
たくさんの症状がある中で「呂律が回らない」という症状が出ることがわかっています。
村田選手の呂律の回らない感じは、パンチドランカーの症状なのかもしれませんね。
パンチドランカーと言われている有名人
パンチドランカーではと言われている有名人に元フライ級チャンピオンだった「たこ八郎」さんがいます。
動画内0:20~八郎さんが喋っているシーンがありますが、やや呂律が回っていないような感じに聞こえます。
八郎さんの場合はキャラクター的にそのように演じているだけかもしれませんが・・・。
また、芸能界に入ったもののパンチドランカーによって台詞覚えが非常に悪かったとも言われています。
パンチドランカーは治る?
パンチドランカーは治るのでしょうか?
脳がいちどダメージを受けてしまうと脳細胞は再生しないといわれています。そのため、パンチドランカーになってしまうと完治は難しくなります。
さらに、良くなるどころかどんどんと悪化してしまうので、周りの人が小さいサインに気づき正しい対処をすることが大切です。
「パンチドランカー」の怖すぎる症状や末路とは?有名人は誰がいる?|エントピ (entertainment-topics.jp)
治らずに、どんどん悪化してしまうと言われています。
ただ、進行を遅らせるためには・・・
・脳にダメージを与えない
・引退の時期を早める
ということが大切だそうです。
そうなると、村田選手の引退のタイミングとしては丁度良かったのかもしれません。
パンチドランカーでないにしても、頭部への外的なダメージはできるだけ避けるにこしたことはないですよね。
まとめ
村田選手はパンチドランカーなのかわかりませんが、滑舌が悪かったり呂律が回らなかったりする所見がありました。
一過性のものかもしれませんからなんとも言えませんが、引退をするということは頭へのダメージはなくなるということです。
素晴らしい成績を残して引退をする村田選手にお疲れ様でしたと伝えたいです。
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