2022年下半期から2023年に入り卵の値段が上がり続けています。
鶏卵卸大手のJA全農たまごによると、卵Mサイズ1キロあたりの出荷価格(東京市場)は2月22日に335円と過去最高を記録。175円だった2022年2月の2倍近くに高騰している。
鳥インフルで卵価格2倍に、調達難で外食が悲鳴 感染規模過去最大に、供給正常化に最短半年か(東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
Mサイズ1キロあたりの出荷価格が去年の2倍になっているようです。さすがに高過ぎてビックリしてしまいますね。
特に卵はいろいろな料理に使え且つ栄養価も高い万能食材ですから、どの家庭でも毎日のように使うことがあるでしょう。
最近はインフラ系のコストも値上がりしている中で家計は悲鳴を上げています。
そんな卵の価格ですが、いつから値が下がっていくのでしょうか?本記事では、卵の値下がりが始まる時期についてまとめました。
卵の値下げはいつ頃から?高すぎて買うのがしんどい件【令和の卵不況2023】
毎日の食事で使われる卵が高いとシ活問題です。卵はいつから安くなるのでしょうか?
結論から言うと「2023年7月頃までは値上がりが続き8月頃から値下がりする」可能性が高いです。
理由をまとめます。
①鳥インフルエンザが過去最高の猛威
鳥インフルは例年11月中頃に鶏やアヒルなど家畜の鳥で初感染が報告される。今シーズンはこれまでで最も早い10月末から被害が拡大。感染の発生件数は2月20日時点で76件に上り、鶏卵を産む採卵鶏1300万羽以上が殺処分された。平時に国内で飼育されている採卵鶏の1割に相当する規模で、従来最も多かった2020年度の987万羽を大きく上回った。
鳥インフルで卵価格2倍に、調達難で外食が悲鳴 感染規模過去最大に、供給正常化に最短半年か(東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
卵を値上げしなければいけない最も大きな理由は、鳥インフルエンザにより鶏をサツ処分しなければいけないためです。
鳥インフルエンザにかかった鶏を大量にサツ処分すると卵の生産が減ってしまうので供給量が減ります(引用では全体の約1割が減る)。
供給を需要が大きく上回り、卵の価値が上がってしまい市場に出る時には価格が高騰してしまうのです。
つまり、鳥インフルエンザが落ち着いて鶏を生産ラインが正常に戻れば価格は下がります。
鳥インフルエンザが落ち着くのはいつ?
鳥インフルエンザは大陸からくる渡り鳥によって広がります。つまり、その渡り鳥が大陸に戻っていく時期になれば鳥インフルエンザは落ち着くのです。
その時期は例年5月頃と言われています。
ただ、鳥インフルエンザにかかり処理をしたとしても、そこから元の生産レベルに戻るまで時間がかかるそうです。
採卵鶏は、雛の生産業者や育成業者を経て鶏舎に導入されるが、雛が生まれてから安定的に卵を生むようになるまで、通常半年ほどかかるうえ、雛業者らも採卵鶏の平時の需要に合わせた雛鳥しか生産しておらず、迅速な対応は難しい
鳥インフルで卵価格2倍に、調達難で外食が悲鳴 感染規模過去最大に、供給正常化に最短半年か(東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
このことからも、やはり半年程度は時間がかかるようです。
ロシア・ウクライナの問題
ウクライナは世界のトウモロコシ輸出の10%強を占めていた。食料生産地帯を被害地とする戦争は市場を高騰させた。さらにウクライナが戦地になったことで作付面積が減少している。ロシア側の妨害工作により輸出にも悪影響が及んでいるとされる。世界の最大の収穫地が衝撃を受けているのだ。
「卵が高くなった」と驚く人が知らない最新事情 | 世界の(ショーバイ)商売見聞録 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
要するに鶏の餌代が高騰しています。輸入に平常よりも費用がかかってしまい、その分、卸値が高くなってしまうのです。
いつ終わるかわかりませんが、専門家によると・・・
少なくともあと2年はかかるだろと分析しています。
ウクライナ侵攻から1年…終戦はいつ? 専門家が分析 カギは「ロシアの“諦め”」 (tv-asahi.co.jp)
まだ時間はかかりそうですね。その間、鳥インフルエンザ程の影響ではありませんが価格高騰に影響を与えるでしょう。
SNSでは・・・
Mサイズ10コ入りで250円前後が普通になりつつあるようです。卵が高くなっていることに驚いている人が多数いました。
このまま高くなってしまうと本当に困りますね。
まとめ
卵の価格高騰の主な原因は・・・
・鳥インフルエンザ
・ロシアウクライナ問題
ですね。
その内、鳥インフルエンザが最も大きな影響ですが、渡り鳥が大陸に戻る5月以降は落ち着き7~8月頃には価格が下がってくると思われます。
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