2023年3月7日、新型主力機H3ロケット初号機発射が失敗に終わりました。
山川宏JAXA理事長は・・・
「組織の長として重く受け止めている。原因を究明し、早期に信頼を回復していくことが最優先。(次の)H3ロケット2号機にどれだけ早くつなげていくか対策を打っていきたい」
JAXA理事長「信頼回復が最優先」 イプシロンに続く発射失敗(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
このようにコメントしています。
失敗は確かに痛手ではありますが、失敗を経て成功があるわけですから原因究明して頂いた後に今後また再スタートを切って欲しいです。
そんなJAXAという組織の長である山川さんの経歴が気になります。
どのような人物なのでしょうか?
本記事では、山川宏さんの経歴についてまとめました。
山川宏の経歴は?どんな人なの?
経歴まとめです。
- 平成5年3月 東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程修了
東京大学大学院工学系研究科に博士論文『On earth-moon transfer trajectory with gravitational capture(重力キャプチャーを用いた地球-月遷移軌道について)』を提出して、博士(工学)を取得
- 平成5年4月 宇宙科学研究所(現:宇宙航空研究開発機構)
小惑星探査機はやぶさなどの科学衛星や探査機の開発・運用に参加し、水星探査機みおでは初期のプロジェクトマネージャーを務めた
アメリカ航空宇宙局(NASA)客員科学者、欧州宇宙機関(ESA)客員科学者を歴任
- 平成18年9月 京都大学生存圏研究所教授
- 平成22年7月 内閣官房宇宙開発戦略本部事務局長(兼任)
- 平成24年7月 内閣府宇宙政策委員会委員(兼任)
- 平成30年 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 理事長就任
研究者出身では初めての就任となった
- 令和3年12月 フランス政府レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章
かなりの経歴を持つ人物なのですね。
また、理事長への就任は研究者出身では初めて。
JAXA理事長職はこれまで産業界で経営を経験した者が務めてきていたのですが、当時としてはかなり異例の抜擢だったようです。文部科学大臣から任命されています。
大学で宇宙工学を学び、博士号を取得し、JAXA・宇宙科学研究所で研究者として実績を積み重ねてきた。その間にあまりに有名になった小惑星探査機「はやぶさ」をはじめとした科学衛星や探査機の開発と運用に参加し、水星探査機「みお」では初期のプロジェクト・マネージャーも担当している。京都大学に移ってからは、内閣府の宇宙政策委員会の委員として国の宇宙政策の策定に参加した。そんな宇宙分野のエキスパートが、理事長となったのである。
JAXA初、研究者出身のトップが理事長就任:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)
それだけ宇宙開発に力を入れていくという日本の宇宙開発への想いが伝わってきますね。
ちなみに、山川さんの任期は「2018年4月1日から2025年3月31日まで」と予定されています。
学歴は?
学歴です。
1983年4月 – 1987年3月 東京大学工学部航空学科卒業
1987年4月 – 1989年3月 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了
1990年4月 – 1992年3月 東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了
まとめ
今回は本当に残念な結果に終わりましたが、成功に失敗はつきものです。
今後のJAXAの躍進に期待しましょう。
▼関連記事
コメント
大学は東京大学工学部航空学科卒業ですよ。同姓同名の研究者が何名かおられますのでご注意ください。
https://researchmap.jp/j1965/education
かめたん様
至急修正致しました。ご指摘頂きありがとうございました。