ムツゴロウ(畑 正憲)さんの経歴は?麻雀の強さは?

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2023年4月6日、ムツゴロウさんこと畑正憲さん(87)が心筋梗塞のため亡くなられたという報道がありました。

ムツゴロウさんと言えば、北海道にあるムツゴロウ動物王国がメディアに取り上げられ一躍有名になりましたね。

そんな、ムツゴロウさんですが、何をしていた人なのかは意外に知られていません。

そこで本記事では、ムツゴロウさんの経歴についてまとめました。また、意外な経歴として麻雀がありますので、その腕も紹介します。

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ムツゴロウ(畑 正憲)さんの経歴は?

ムツゴロウさんのプロフィールです。

  • 名前:畑 正憲(はた まさのり)
  • 愛称:ムツゴロウさん
  • 生年月日:1935年4月17日
  • 出身地:福岡県福岡市
  • 血液型:A型
  • 出身高校:大分県立日田高等学校
  • 出身大学:東京大学理学部
  • 職業:作家・エッセイスト・ナチュラリスト・動物研究家・プロ雀士
  • 趣味:麻雀、囲碁

ムツゴロウさんは、東京大学理学部動物学科に進学しています。とても頭の良い人物でした。

東京大学卒業後は大学院理学系研究科修士課程に進んでおり、そこでアメーバの生理学的研究をしています。

修士課程を卒業し、学習研究社(現・学研ホールディングス)の映像部門に就職しています。

しかし、社の成長による巨大企業化とそれによる社風の変質を嫌ってそうで退職しました。

退職後は文筆業に専念します。

・1967年『われら動物みな兄弟』を刊行

・1969年 金の星社から子供向けSF『ゼロの怪物ヌル』・『天然記念物の動物たち』などを刊行

・1970年『ムツゴロウの博物志』を刊行

ここから、ノンフィクション作家として活動していくことになります。

ムツゴロウ動物王国・ムツ牧場を開園

・1971年 東京を離れて北海道厚岸郡浜中町の嶮暮帰島に移住。

・1972年 浜中町で「ムツゴロウ動物王国」を開園。

・1979年 標津郡中標津町に広大な牧場やログハウスの自宅を有したムツ牧場を開園。

そして共同体に加わる若者が増えていきます。

・1980年 共同体の取り組みに興味を持たれ、テレビ番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」としてシリーズ放映されます。

東京ムツゴロウ動物王国開園

・2004年 東京都あきる野市の東京サマーランド内に「東京ムツゴロウ動物王国」が開園。

・2006年 「ムツゴロウ動物王国」の運営会社だったグローカル21が破綻し、負債総額8億円に上ることが明らかに。その後、運営主体を畑正憲のプロダクション「ムツプロ」に暫定的に移す。

・2007年 「東京ムツゴロウ動物王国」が閉園、活動発祥の地である北海道へ戻ることが発表される。

ムツゴロウさんは、東京ムツゴロウ動物王国の運営資金を個人保証で借り入れていました。そのため個人として約3億円の借金を背負っています。

しかし、執筆・講演活動などの収入で約8年間かけて約3億円の借金を完済しています。

その後、ムツゴロウさんは2017年10月に心筋梗塞を発症し入院、手術を経て入退院を繰り返した後、自宅療養を続けていました。

そして2023年4月5日に中標津町の自宅で心筋梗塞で亡くなられました。

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ムツゴロウさんの主な著作物

ムツゴロウさんの主な著作物についてまとめました。

  • われら動物みな兄弟 愛と生命の科学 共同企画出版部, 1967 のち角川文庫
  • 海中公園 館石昭写真 畑正憲文、朝日新聞社 1969年
  • 日本の海洋動物 海深90メートルまで 益田一写真 ; 畑正憲文 学習研究社 1969年
  • 続・日本の海洋動物 南海の生態 益田一写真 畑正憲文 学習研究社 1970年
  • 生きる アメーバから人まで 筑摩書房 ちくま少年図書館 1970 のち文庫
  • ムツゴロウの博物志 正・続・続々 毎日新聞社, 1970 のち文春文庫
  • もの言わぬスターたち 記録映画と動物と 経済往来社, 1970 のち中公文庫
  • ムツゴロウの青春記 文藝春秋、1971 のち文庫
  • どんべえ物語 1-2 朝日新聞社、1972 のち角川文庫
  • ムツゴロウの無人島記 正続 毎日新聞社、1972 のち文春文庫
  • ムツゴロウの絵本1-4 毎日新聞社 1972-75 のち文春文庫
  • ムツゴロウの結婚記 文藝春秋、1972 のち文庫
  • ムツゴロウの大勝負 同、1972 のち文庫
  • 海 文・構成:畑正憲 写真:益田海洋グループ 筑摩書房(ちくま少年図書館 . 別巻2) 1972
  • ムツゴロウの獣医修業 毎日新聞社、1973 のち文春文庫
  • ムツゴロウの大漁旗 文藝春秋、1973 のち文庫
  • ムツゴロウの動物巷談 同、1973 のち文庫
  • ムツゴロウの動物王国 正続 毎日新聞社、1973 のち文春文庫
  • ムツゴロウのため息 毎日新聞社、1974 のち文春文庫
  • ムツゴロウの愛馬行進曲 毎日新聞社、1975 のち文春文庫
  • ムツゴロウの雑居家族 毎日新聞社、1975 のち文春文庫
  • 学校さよならよ 文藝春秋、1975
  • 無頼の船 ムツゴロウの海洋活劇 徳間書店, 1975 のち角川文庫
  • ムツゴロウのゆうびん箱 いんなあとりっぷ社, 1975 のち角川文庫
  • ムツゴロウの雑食日記 読売新聞社、1976 のち文春文庫
  • ムツゴロウの玉手箱 角川書店、1976 のち文庫
  • ムツゴロウの事件簿 毎日新聞社、1976
  • ムツゴロウの大対談 毎日新聞社, 1976
  • ムツゴロウの間奏曲 毎日新聞社, 1976
  • ムツゴロウの純情詩集 中央公論社、1976 のち文庫
  • ムツゴロウの大悦声 徳間書店、1976 のち文庫
  • ムツゴロウの千変万化 毎日新聞社、1977
  • ムツゴロウの麻雀記 徳間書店、1977 のち文庫
  • 畑正憲作品集 1-18 文藝春秋, 1977-79
  • 根釧原野 朝日新聞社, 1978 「ムツゴロウの根釧原野」文春文庫
  • さよならどんべえ 毎日新聞社、1978 のち角川文庫
  • ムツゴロウの素顔 読売新聞社、1978
  • ムツゴロウの本音 同
  • ムツゴロウの少年期 文藝春秋、1979 のち文庫
  • ムツゴロウの放浪記 同 のち文庫
  • ムツゴロウの野性教育 広済堂出版 1979 のち文庫
  • 畑正憲の精密麻雀 実業之日本社、1979
  • ムツゴロウ動物記ヒグマ再び 毎日新聞社、1979
  • 『ムツゴロウの人間教育』広済堂出版、1980年3月。NDLJP:12099942。 のち文庫
  • 象使いの弟子 ムツゴロウ世界漫遊記之内 中央公論社、1980 のち文庫
  • 『ムツゴロウの自然教育』広済堂出版、1980年9月10日。NDLJP:12104403。
  • 『ムツゴロウの自然教育』広済堂出版〈広済堂文庫〉、1987年2月10日。NDLJP:12037363。
  • ムツゴロウのアルバム 1-6 サンケイ出版, 1980-83
  • オーストラリ愛 ムツゴロウの世界漫遊記之内 広済堂出版 1981 「ムツゴロウのオーストラリアふしぎ旅」文春文庫
  • ムツゴロウの人間飛行 PHP研究所, 1982
  • ムツゴロウの大交遊日記 広済堂出版, 1982
  • ムツゴロウのにっぽん大旅行 日本交通公社出版事業局 1982
  • ムツゴロウの娘よ 1-2 読売新聞社、1982 のち文春文庫
  • わが王国の住人たち 光文社、1982
  • ムツゴロウのブッシュマンを訪ねて 広済堂出版, 1983
  • ムツゴロウのさわやか日記 同
  • ムツゴロウの人間旅行 PHP研究所, 1983
  • 動物王国ラプソディ 角川書店、1984 のち文庫
  • ムツゴロウの人間紀行 PHP研究所, 1984
  • ムツゴロウ麻雀物語 角川書店, 1984
  • ムツゴロウの人生航海術 広済堂出版, 1984 のち文庫
  • ムツゴロウの碁好き六好き 広済堂出版, 1985
  • ムツゴロウの人生読本 同
  • ムツゴロウの世界博物志 1-2 読売新聞社、1985 のち文春文庫
  • ムツゴロウの人間歩行 PHP研究所, 1985
  • ムツゴロウの猫読本 文藝春秋、1986 のち文庫
  • ムツゴロウの自然を食べる 読売新聞社、1986 のち文春文庫
  • 子猫物語 講談社, 1986
  • ムツゴロウの馬読本 文藝春秋、1988
  • 動物王国ノクターン 文春文庫、1988
  • ムツゴロウとゆかいな仲間たち 畑正憲珠玉の写真集 1-10 朝日出版社 1988-89
  • ムツゴロウの図書館 1-7 朝日出版社、1990-91
  • ムツゴロウ動物王国の四季 日本経済新聞社, 1993
  • 森からの警告 畑正憲vs.C・W・ニコル対談集 ソニー・マガジンズ 1994
  • ムツゴロウの馬を訪ねて地球一周 最愛の友、馬を訪ねて、ムツゴロウ先生、世界を駆ける 1-3 日本中央競馬会弘済会、1995-97
  • クルタ ムツゴロウの写真絵本 キャロリン・ジョーンズ写真 フジテレビ出版、1995
  • 夢大陸の子犬クルタ 小学館, 1995
  • ムツゴロウとゆかいな仲間たちシリーズ
  • 真説動物王国物語 フジテレビ出版, 1995
  • ムツゴロウの犬めぐり フジテレビ出版, 1995
  • ムツさんジェルミ魔の島漂流記 ジェルミ・エンジェル フジテレビ出版, 1996
  • 動物王国オフィシャルハンドブック フジテレビ出版, 1997
  • 自然界の建築家たち 1・2 ミサワホーム総合研究所 1996
  • 「家族の幸せ」ちょっとした法則―人生って素晴らしい!ことがわかる47の妙薬 講談社、1995(編)
  • ムツゴロウのどこ吹く風 潮出版社、1998
  • ムツゴロウの人生上達の術 マガジンハウス、1998
  • ムツゴロウの動物交際術 文藝春秋、1999 のち文庫
  • 命に恋して―さよなら「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」フジテレビ出版、2001
  • ムツゴロウとゆかいな動物たち 畑正憲画集 朝日出版社 2004
  • 人という動物と分かりあう ソフトバンク新書、2006
  • 犬はどこから…そしてここへ 学習研究社、2007
  • ムツゴロウの東京物語 柏艪舎、2008
  • ムツゴロウのニッポン物語 柏艪舎、2009
  • ムツゴロウ畑正憲の精密麻雀 マイナビ出版、2016

かなりたくさんの出版物がありました。精力的にエッセイを書き綴っていたのですね。

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ムツゴロウ(畑 正憲)さんの麻雀の強さは?

麻雀の腕は相当のものでかなり有名でした。

動画内でも共演している坂上忍さんは・・・

畑さんは日本プロ麻雀連盟の最高顧問も務め、「ムツゴロウ」の陽気な表情とは違った”勝負師”の顔も持つ。「まぁ、お強い方でした。というか、しぶとい先輩でした。勝負に対する執念とでもいうのでしょうか、ほぼ降りない印象でした」と感服。

坂上忍がマージャン仲間の畑正憲さん追悼「もっともっと、精進します!」 (msn.com)

「勝負強かった」と褒めていました。

また、ムツゴロウさんは日本プロ麻雀連盟の最高顧問を務めており、それだけの腕と実績を持っていたことがわかります。

そして、日本プロ麻雀連盟からは・・・

「ムツゴロウさんは競技麻雀の礎を築かれ、黎明(れいめい)期から麻雀の普及に尽力されました。選手としても数々のタイトルを獲得されるなどご活躍されてきましたが、突然の訃報に接し、ムツゴロウさんの、あの粘り強い麻雀がもう見られないのかと思うと残念でなりません」と悼んだ。

「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します」と記された。

ムツゴロウさん訃報に日本プロ麻雀連盟がコメント「あの粘り強い麻雀がもう見られないのかと」 – おくやみ : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

哀悼の意が表明されています。

ちなみに、どの位強かったかというと「昭和麻雀十傑」の一人にも選ばれていたり、雀聖・阿佐田哲也は『ぎゃんぶる百華』にて雀鬼ベストテンにランクインさせ、さらに「北海の雄」と称しています。

阿佐田さんは、「勝負師伝説哲也」の主人公「坊や哲」のモデルになった人物です。

画像の黒シャツが主人公の「坊や哲」ですね。作中で1、2位の実力を誇ります。

そんな人物が評価しているだけあり、ムツゴロウさんが相当な実力者であることが想像できますね。

まとめ

本記事ではムツゴロウさんの経歴と麻雀の腕についてまとめました。

国内における動物への認識を高めたのは他ならぬムツゴロウさんの功績だったと思います。

ご冥福をお祈り致します。

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