三重県南伊勢町の給与支給ミスはなぜ起こった?【400万円】

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三重県南伊勢町の給与支給ミスについて話題になってます。

三重県南伊勢町が職員への賞与支払いで、7年にわたって計算ミスが続き、計約40人分について規定より多かったり少なかったりしていたことが、町への取材で分かった。

40人に賞与支給ミス 「400万円返して」と南伊勢町が交渉開始(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

南伊勢町は2023年12月より、多く受け取った約25人と計400万円を返還するよう交渉を開始しました。

ヒューマンエラーということなのでしょうか?

本記事では、三重県南伊勢町の給与支給ミスがなぜ起こったのかについてまとめました。

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三重県南伊勢町の給与支給ミスはなぜ起こった?

町総務課によると、育児休業を取った女性職員や病気で休んだ職員に対する賞与の支給で担当職員が計算を誤ったという。2013年6月から20年6月に支払われた賞与で、約40人が規定より過払いだったり過小支給だったりしたという。

40人に賞与支給ミス 「400万円返して」と南伊勢町が交渉開始(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

記事によると、休んだ日数分の賞与計算の段階で計算をミスしていたようですね。

いわゆるボーナス計算をミスしてしまったということでしょう。

また、賞与計算は月々の基本給を元に算出されるためベースの給与額も間違って計算していたと考えるのが普通でしょうね。

公務員は号棒制で職種や経験年数で支払われる額が決まっています。昇給額も決まっているので機械的に計算できそうですが・・・。

①号棒制に慣れているのでイレギュラーに対応できなかった

さきほども書きましたが、公務員の給与体系は号棒制となっています。

給与額や昇給額は職種や経験年数などで決まっています。額が決まっているので何事もなければ計算が簡単にできますが、今回は休暇によって計算に誤差が出たということです。

公休や特別休、有給休暇なども給与計算に関わってくるため、正規から逸脱した計算方法に慣れていない職員が間違っていることに気付かずにそのまま計算してしまったのかもしれませんね。

②チェック体制がなかった?

普通、職員などへの給与計算については支払い額にミスが起こらないためや確かめ算としてダブルチェックなどをします。

例えば、計算して職員の他に数字に強い職員が計算した内容が合っているかチェックするのです。

そのようなチェック体制をしいておらず、担当者は一人で計算から振り込みまでしてしまったのではないでしょうか?

③計算が苦手な職員が担当した?

数字には強い弱いがあります。たとえば簿記会計に強い人と弱い人では数字への正確性が違います。

もしかしたら、間違った計算をしていた職員は会計知識がなかったのかもしれません。

その証拠に・・・

0年12月に賞与を支給する際、担当職員の後任が誤りに気づいた。計算を誤った担当職員が点検と再計算をすることになったが終わらず、部署を異動した後も続けていたという。

40人に賞与支給ミス 「400万円返して」と南伊勢町が交渉開始(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

後任の職員は気付くことができています。また、計算ミスをした担当職員が点検と再計算をしましたが終わらず、部署を異動した後も続けていたと記載があります。

計算の誤りを指摘されて再計算しているにも関わらず、部署が変わっても計算が終わらなかったということは、それだけ計算能力に問題があるとも取れます。

適材適所という言葉がありますが、会計に弱い職員を経理担当にしていた南伊勢町側にも問題がありますよね。

また、さらって出てきましたが、部署異動後も再計算をさせていたことに驚愕します。

これって、ミスを起こした職員にもう一度計算させていたということですよね?

この問題を起こしたから部署異動になったかははっきり分かりませんが、7年もの間ミスをし続けていた職員に引き続き再計算をさせ続けていたことに驚きを感じます。

しかも部署異動をさせた後も・・・。

この対応は、ミスをした職員に責任を押しつけているようにしか思えません。

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まとめ

三重県南伊勢町の給与支給ミスについてまとめました。

ミスは誰にでもあると思いますし、ミスをした職員だけに問題があるわけではありません。

どちらかというと、そのような環境・体制を敷いていた南伊勢町側に大きな問題があると思います。

山口県阿武町の4630万問題もありましたし、もう少しお金を慎重に回してもらいたいものですね。

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