徳島県小松島市内の県立小松島西高校・食物科が、コオロギパウダーを使った給食を試食で出したところ「子供に食べさせるな」といった苦情が相次いでいるそうです。
すでに試食はこれまでに2回行っているようで、苦情が多く3回目以降は難しい状況のようです。
ただ、報道を聞いていると給食でコオロギが出たほとんどの生徒が食べたというイメージを持ってしまいますが、実際は違ったようです。
本記事では、コオロギ給食の実際はどうだったかをまとめました。
コオロギ給食に苦情クレーム多数!でも食べたのは希望者のみ
「学校でコオロギ入りの給食が出た」という報道があり親からの苦情クレームが多いようです。
ですが、実際のところはどうなのでしょうか?
クレームは多数!
「クレームの電話がすごくかかってきて、上からは、しばらく動かないようにと言われました。状況的に厳しくなければ、使用を継続していこうと思っていましたが、この先は考えられない状況ですね」
「子供に食べさせるな」コオロギ粉末給食に苦情殺到 試食2回提供の高校困惑「誤解されている」 – ライブドアニュース (livedoor.com)
給食にコオロギを使ったという報道が流れると学校に苦情クレームがかなり届いたようです。
多数苦情クレームがきたのは本当だったみたいですね。
でも、実際に「給食でコオロギが出た」のでしょうか?
実は給食でコオロギが出たわけではなかったようです。
本当は給食ではなかった?
「小中学校のような学校給食ではなく、専門科目の集団給食として実施しています。生徒がみな一斉に食べるわけではなく、希望する一部の生徒だけが試食しています。大学や企業が安全に食材を提供し、アレルギーについても生徒に説明したと聞いています。高校には、どんな意見が来ているか聞きましたが、今後どうするかは学校の判断になります。教育委員会として、このような給食を進めたり、指導をしたりするものではないと考えています」
「子供に食べさせるな」コオロギ粉末給食に苦情殺到 試食2回提供の高校困惑「誤解されている」 – ライブドアニュース (livedoor.com)
「給食」というイメージだと、半ば強制的に同じ物を食べるイメージがありますが、実際は希望する一部の生徒だけが試食したようです。
つまり、食べたくない人にも食べさせているわけではなかったようですね。
コオロギ食を希望する生徒なんていたの?
コオロギパウダーを使った給食は生徒同士が市販の乾燥食用コオロギを食べるゲームをしていたのを見て学校教師がその美味しさに驚き、環境を考えるきっかけにと給食導入を考えたそうです。
そもそも、生徒が市販の乾燥食用コオロギを食べていたのがキッカケとあります。
また、食物科の生徒と企業が提携して行い、さらに自主的に調理・考案しているのは生徒なのです。
つまり強引に教師や学校側が進めたものではなかったようですね。
そのような生徒は、コオロギパウダーが入った給食を進んで食べたのではないでしょうか?
まとめ
正直、コオロギパウダーを使った食事には抵抗感が強いと思います。
そもそも、日本にも過去イナゴ食やハチノコ食がありましたが、タンパク源が少ない時代だったからこその昆虫食だったはずです。
現在のように食が豊かな時代で昆虫食を進めていくことは当然抵抗されるでしょう。
ましてや、大切な我が子に積極的に昆虫を食べさせたいと思う親は少ないのが現実だと思います。そう考えると、学校給食で昆虫食が広がっていくのは先の将来になりそうです。
ただ、今回は生徒全員が食べたわけではなく希望者のみでしたし、環境を考える教育の一環として導入したとありました。
今後も話題に挙がるであろう昆虫食がどうなっていくか見守りたいと思います。
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