2023年1月10日、とても素晴らしい報道がありました。佐賀大学医学部出原賢治教授がアトピー性皮膚炎かゆみ原因を解明し薬を発見したというのです。
アトピー性皮膚炎は治療が難しい病気でしたが、今回の研究によって一気に改善できる病気へと変化していく可能性があります。
とても素晴らしい業績だと思います。
そんな出原教授の経歴やプロフィールが気になります。本記事では、出原教授のこれまでの経歴についてまとめました。
出原賢治佐賀大学医学部教授の経歴って?
- 1984年:九州大学医学部医学科 卒業
- 1984年6月~1985年5月 広島赤十字病院研修医
- 1985年6月~1986年5月 九州大学医学部付属病院 医員(研修医)
- 1986年6月~1989年5月 福岡大学医学部 研究生
- 1989年6月~1989年7月 九州大学医学部付属病院 医員
- 1989年8月~1991年1月 福岡逓信病院第二内科 医師
- 1991年2月~1994年6月 DNAX分子細胞生物学研究所 ポストドクトラルフェロー
- 1994年7月~1996年12月 国立遺伝学研究所総合遺伝研究係 助手
- 1997年1月~2000年8月 九州大学医学部付属病院 助手
- 2000年9月~2003年9月 佐賀大学医学部 教授
- 2003年10月~現在まで 佐賀大学医学部医学科分子生命科学講座 教授
- 2005年4月~2010年10月 佐賀大学医学部附属病院検査部 部長
- 2007年4月~2009年3月 佐賀大学輸血部 部長
とても輝かしい経歴ですね。出原教授は1991年から4年の間にポストドクトラルフェローとしてアメリカでアレルギー研究の基礎を学びました。
ポストドクトラルフェローとは、博士号を取ってすぐ後の研究者のことを言います。
この時に、アレルギーに対する知見を有したのではないでしょうか?
出原賢治佐賀大学医学部教授の受賞歴は?

臨床業務と研究業務を行ってきた出原教授。これまでの受賞歴はどうなのでしょうか?
- 1995年3月平成6年度日本リウマチ財団研究助成 「インターロイキン4の慢性関節リウマチに対する効果の分子的機序の解析とインタ−ロイキン4遺伝子導入のモデルマウスの確立」
- 1995年3月平成7年度旭硝子財団研究助成 「インターロイキン4のシグナル伝達機構の解明」
- 1995年3月平成7年度細胞科学研究財団研究助成 「インターロイキン4の慢性関節リウマチに対する効果の分子的機序の解析とインタ−ロイキン4遺伝子導入のモデルマウスの確立」
- 1999年5月平成10年度北陸製薬・アレルギー学術奨励賞受賞 「アトピー原因遺伝子の同定に関する研究」
- 1996年10月平成8年度アストラ研究奨励助成 「インターロイキン4によるIgE産生機構の解析とアトピー原因遺伝子の同定」
- 1998年10月平成10年度かなえ医薬振興財団研究助成 「アトピー原因遺伝子の同定に関する研究」
- 1998年11月MERIT PRIZEを受賞 「A Variant in Interleukin-4 Receptor α Chain Causes Childhood Atopic Asthma」 第10回国際免疫学会
- 2003年10月平成15年度日本臨床検査医学学会賞・学術賞受賞 「アレルギー疾患の遺伝要因同定に関する研究」
- 2013年6月平成25年度真鍋奨学助成 「ペリオスチンを基盤としたアレルギー疾患の慢性化機序に対する治療戦略の確立」
やはり、91年~94年のDNAX分子細胞生物学研究所での研究がベースになっているのではないでしょうか?
スゴイたくさんの受賞歴になってますね。
出原賢治佐賀大学医学部教授のプロフィールって?

出原教授のプロフィールです。
- 名前:出原賢治(いずはら けんじ)
- 生年月日:1958年
- 出身地:広島県広島市
- 最終学歴:九州大学医学部卒業
出原教授には息子さんがいらっしゃるようで、息子さんがアトピーを持っているそうです。息子さんの治療のためにアトピーの研究を進めていたのかもしれませんね。
Twitterでは・・・
Twitterでは、喜びの声で溢れていました。一刻も早く、どんなアトピーに対しても効果のある治療薬が出て欲しいですね。
まとめ
本記事では、出原教授のこれまでの経歴やプロフィールについてまとめました。
年明けからとても明るいニュースでした。ぜひとも、アトピーで苦しむ人たちを救ってほしいですね。
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