なかなか重賞レースに勝てずもがいていた岩田望来騎手。
しかし、2022年2月19日に阪神芝1400mで行われた京都牝馬Sで、5番人気のロータスランドを勝利に導き待望のJRA・重賞初制覇を果たしました。
他の同期に比べて重賞が勝てないことから悩んでいたこともあったようですが、本来の実力を発揮できてきた印象がありますね。
そんな岩田騎手は同期に比べて1番の実力者・筆頭と呼ばれています。
実際のところはどうなのでしょうか?
本記事では、岩田騎手と同期を比べてみました。
岩田望来は同期の中で1番の実力?
岩田騎手の同期には誰がいるのでしょうか?
岩田騎手と同期たちは「「花の35期黄金世代」と称されることがあります。
- 岩田望来
- 菅原明良
- 団野大成
- 斎藤新
- 小林凌大
- 亀田温心
- 大塚海渡
岩田騎手と同期は合わせて7名です。
2023年のリーディング順位で比較してみます。
岩田望来:4位
菅原明良:27位
団野大成:27位
斎藤新:42位
小林凌大:127位
亀田温心:71位
大塚海渡:順位外
ほとんどの同期がリーディングでランキングされており、実力者揃いという感じがしますね。
中でもずば抜けているのがやはり岩田騎手ということになります。
ただ、岩田騎手は勝ち星は多いのですが不思議と重賞で勝てない時期が長く、
関西の同期で(重賞未勝利なのは)僕だけなのでちょっと焦る。
と語っていたそうです。内心かなり焦っていたのでしょう。
(ちなみに菅原明良騎手、団野大成騎手、斎藤新騎手、亀田温心騎手は2021年までに重賞を獲得していました。)
しかし、2022年2月19日に阪神芝1400mで行われた京都牝馬Sで勝利したことで重賞レースで勝てないジンクスを打ち破りました。
ここから少しずつ勢いに乗っていきます。
岩田望来は実力を発揮しつつある
その後、2022年11月3日にはJBCレディスクラシックをヴァレーデラルナで勝利しJpnIを初制覇しました。
さらに、2022年12月24日、阪神4レース11番セオを1着に導き、初のJRA年間100勝を達成しています。
22歳6カ月24日でのJRA年間100勝は、武豊騎手(19歳8カ月12日)に次ぐ史上2番目の記録となりました。
重賞の勝ち星はこれからというところですが、全体的な勝ち星自体はかなり多く、素晴らしい成績を残していることがわかりますね。
岩田望来の最大のライバルはあの人物?
とはいえ、実は重賞成績だけで考えると岩田望来よりも勝負強い人物が同期でいました。
それは「団野大成」騎手です。
重賞を2勝しており「中央競馬年間ホープ賞」を受賞しています。
また・・・
デビューから現在まで岩田望騎手がすでにG1で20回騎乗している一方で、団野騎手は僅か7回にとどまる。そしてそのどれもが単勝50倍以上の超人気薄にも関わらず、先ほども触れた昨年の阪神JFで好走したラブリイユアアイズの2着や、同じく昨年のヴィクトリアマイル(G1)では、単勝14番人気のディアンドルをあわや馬券内の4着までもってきた。大一番での勝負強い好騎乗には目を見張るものがある。
JRA「花の35期生」初G1制覇は、岩田望来でも菅原明良でもない!?忘れちゃいけないG1好走ジョッキーが、今年のクラシックで嵐を巻き起こすか | GJ (g-journal.jp)
騎手にとって特別なレースはG1であることは間違いないと思いますが、そのG1でも良い勝負ができるのが団野騎手です。
2023年の高松宮記念で単勝12番人気のファストフォースをVに導き、「花の35期生」のG1勝利一番乗りを決めました。
ここ一番の勝負強さは目を見張る物があります。
2023年4月までの成績もリーディング27位と好位置につけていますし、今後更に重賞を勝てば化ける可能性を秘めています。
もしかしたら将来的に、岩田騎手の最大のライバルになるかもしれませんね。
まとめ
やはり花の35期の中では頭一つ抜けているのは岩田望来騎手と言えそうです。
今後も重賞レースで勝負できるレベルの騎手ですので、たくさん勝ち星を挙げていって欲しいですね。
これからの成長が楽しみです。
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