2023年3月1日、広島市教育委員会が市立の小中高校を対象にした「平和教育プログラム」の教材から米国のビキニ水爆実験で被ばくした静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の記述をなくすという報道がありました。
先日、同委員会が漫画「はだしのゲン」を削除する方針を決めたという報道があったばかりです。
はだしのゲンが平和教材から消えた本当の理由!代わりの絵本ってどんな内容?
なぜ核による犠牲の事実を削除してしまうのでしょうか。
本記事では、第五福竜丸の記述が削除される本当の理由についてまとめました。
第五福竜丸の記述削除の真相は?
第五福竜丸の記述が削除される理由ですが・・・
市教委がプログラムを再検討する中で「第五福竜丸が被ばくした記述のみにとどまり、被爆の実相を確実に継承する学習内容となっていない」との指摘が出た。
第五福竜丸の記述も教材から削除 はだしのゲンに続き、広島市教委(共同通信) – Yahoo!ニュース
「被爆の実相を確実に継承する学習内容となっていない」ということですが、これが意味しているのは、「戦争の事を体験した事ないから上手く生徒に説明出来ない教師が増えた」ということも含まれているようです。
当時を直接知る人が減るのは仕方ないころであり、それなら尚更伝承していかなければいけないことだと思うのですが・・・。
他にも理由がありそうです。
アメリカへの忖度も?
第五福竜丸はアメリカのビキニ水爆実験で被ばくしています。
つまり、平和の教科書を通してアメリカへの批判と共に平和を祈願する内容になっているはずです。
現在、ロシアが核軍縮に反する状況になっており、アメリカもそれに相対していく中で、アメリカによる核実験のせいでという内容はできるだけ差し込みたくないのかもしれませんね。
そもそもG7などでもアメリカに追従する形をとっていますし、2023年のG7の開催は5月19日~21日に広島市で開催されます。
そのあたりの忖度としてアメリカの顔色をうかがっているのではないでしょうか?
SNSでは・・・
怒りに満ちた反応が多かったですね。やはり、どうしても記述を削除する理由がわかりません。事実を歴史書に残さない理由なんてないはずですよね。
まとめ
本記事では、第五福竜丸の記述が削除される本当の理由についてまとめました。
はだしのゲンの時もそうでしたが、本当に削除する必要があるのか今一度協議して欲しいですね。
唯一の被爆国である日本だからこそ残していかければいけないものだと思います。
コメント